「渡辺諒/スーパーマシンRUN」
・出版社 集英社・全2巻(新書版)
・出版年 1989年~1990年
・掲載誌 週刊少年ジャンプ
・入手度 普通
・ジャンル 公道/車 スーパーマシン/車
・おすすめ度 ★★ 変形スーパーカー
秋月勇騎はモータースポーツの頂点といわれるワールド・ランド・マスター(WLM)で優勝することを目標としドライビングテクニックを磨いていた。
妹・ランが設計・作成したスーパーマシンと共に帰国。二人は夢であるWLMへ向けて走り出す。
秋月勇騎の夢はワールド・ランド・マスター(WLM)で優勝する事。
留学していた妹・ランがニューマシンとともに帰国。
RUN号 ハイスペックなスーパーカーで様々な装備を搭載。
可変式スポイラー&ウイング 150km/hで自動的に展開。
限界を超えインパネがオールレッドになると新しいタコメーターが登場
可変トレッド機能付きワイドタイヤ タイヤが車体から飛び出しグリップ力を増しコーナリングする。
色々ツッコみたくなる部分もあるのですが、少年漫画のオリジナル・スーパーカーとしては、面白いのではで、これらの機能を使いWLMの日本予選レースに参戦。
レースでは片輪走行でピンチを脱したり・・・
トンネルの壁を走りライバル車を抜き去ったりとカーアクション映画のような展開となります。
この作品の残念な所はバトルシーンになるとRUN号がやたらちゃっちく描かれてしまう事。
個人的にはこういう少年漫画的レース物は好きなのですが、ジャンプの読者には受け入れられずでWLMの予選だけで作品は打ち切り終了・・・
「マッハGoGoGo」、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」に近い作品で、架空の車が架空のレースを走るスーパーマシン漫画。
上記作品と大きく違うのは主人公の車だけがワンオフのスーパーカーな所で、ライバル車はポルシェ、カウンタック、ジャガー、フェラーリなどの市販車のスーパーカーが登場します。
どうせならライバル車も架空のマシンでもと思いきや終盤に1台だけミニ四駆のようなライバル車が登場します。
少年漫画として読む分には無茶苦茶かつ強引な設定と展開が面白いのですが、車漫画としてよむとかなり微妙。
結局のところどっちつかずの中途半端で、全11話で短期終了してしまいました。
2巻巻末に「TOYランド・アドベンチャー・ワンダーキッズ」を収録。