「滝沢聖峰/飛燕独立戦闘隊」
・出版社 大日本絵画・全1巻(A5版) コンビニコミック
・出版年 1998年
・入手度 普通
・ジャンル 航空機/ミリタリー
・おすすめ度 ★★☆ 原作「秘めたる空戦」。
宮崎駿監督を感心させた戦記「秘めたる空戦」(原作・松本良男、幾瀬勝彬)を原作に、 日本陸軍航空隊・三式戦闘機・飛燕の活躍を描いた長編空戦劇画。
ニューブリテン島・ツルブに駐屯する飛燕独立戦闘隊の新米少尉・松本の戦いが描かれます。
松本は二十ミリ砲搭載の飛燕を受領。
飛燕を現場で改造するお話がよく、危険を承知で様々な改造をしていきます。
画像以外にも防弾板や空気ボンベの除去、排気管を切り詰めたりとリアルな改造が施される。
完成した飛燕。
図解や注釈が入っており非常に判りやすいです。空戦描写も◎
手抜き無しの描写がよく、細かく描かれております。
雑誌・モデルグラフィック誌で読んでいたのですが、所々抜けて読んでいたので今回最初から最後まで読めて長年の謎が解けました。
前半の飛燕を改造するシーンや空戦シーンは記憶にあったのですが、戦況が厳しくなる後半はまったく覚えておらずでラストがどうなったのか気になっておりました。
空戦シーンやメカ描写は書くまでもなく秀逸。
人間ドラマも描かれており、戦局が悪化するにつれて疲弊していく姿が描かれております。
入手は容易でコンビニ版も出版されております。