「筒井哲也/リセット」
・出版社 スクウェア・エニックス・全1巻(B6版) 集英社・(新装版・B6版)
・出版年 2005年
・入手度 容易~普通
・ジャンル サスペンス
・おすすめ度 ★★ ゲームの世界。
相次ぐ謎の自殺者。そこには恐るべきネットゲーム「ディストピア」の存在が!精巧に作られた現実そっくりの箱庭世界で人々は残虐なゲームへとのめり込む。やがて仮想と現実の境目を見失うプレイヤーたち。
平凡な日常から一変、専業主婦の篠原仁美は警察庁から送られた喜多嶋俊介に促され、ゲームを牛耳る男・GMへ挑むことに!
次々と起こる自殺事件・・・
主人公・篠原仁美の旦那も自殺してしまう・・・
旦那の死後、その死にディストピアというゲームが絡んでいる事に気がつくが・・・
ゲームの謎を解いていくお話ですが、序盤のインパクトが強く一気に物語に引き寄せられます。お話自体は良く練られていると思うのですが、ちょっと好き嫌いがあるかも。
正直「予告犯」ほどの面白さはなく、ちょっと物足りなさもあるのですが、筒井哲也作品が好きな人やミステリーや謎解きが好きな人には面白い作品だと思います。