「神江里見・小池一夫/虎視眈々」
・出版社 スタジオシップ・全5巻(B6版) 小池書院・全3巻(B6版) コンビニコミック有
・出版年 1988年~1989年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史
・おすすめ度 ★★ 藤堂高虎物語。
近江犬上・在士村の藤堂与吉(高虎)は13歳にして既に賊二人をなで斬りにし、小谷の浅井長政の居城に呼ばれる。その後、長政を慕う高虎は、家康にも信長にも仕えることを拒否。そして、信長を討つことを決意する・・・
激動の戦国の世を生き切った人気戦国武将・藤堂高虎の波瀾に満ちた生涯を描れます。歴史漫画というよりは時代劇漫画のノリの作品。
藤堂与吉(高虎)は13歳にして賊二人をなで斬りし浅井長政に呼ばれる。本作では浅井長政に心酔する高虎が描かれます。
浅井長政が自刃後は仕官せずに流浪する姿が描かれます(実際の歴史では仕官先を阿閉貞征、磯野員昌、織田信澄、豊臣秀長、豊臣秀保、徳川家康と転々としている)。
諸国を流浪しながらも織田信長、徳川家康、豊臣秀吉、武田信玄、武田勝頼などが登場し、歴史の裏側で活躍する高虎が描かれます。
お話は本能寺の変までが描かれます。今の戦国漫画を読みなれた人にはちょっと厳しいかなと思う部分もあります。本作は痛快・戦国時代劇なのでちょっと癖があります。
癖があると言えば男女の営みが何故か紙人形だったりするのはなぜなんだろう?
あまり見かける事のない藤堂高虎が描かれた作品です。