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横山光輝・山岡荘八/徳川家康

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「横山光輝・山岡荘八/徳川家康

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・出版社 講談社・全23巻(B6版) 全13巻(A5版) 全8巻(文庫版)
・出版年 1982年~1984年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代
・おすすめ度 ★★★★ 徳川家康ならばこの作品。

江戸幕府260年の基を築いた徳川家康の生涯を描いた山岡荘八の小説を漫画化。生誕前からその死までを描く。

竹千代(後の家康)が生まれる前の松平家から描かれ、苦難の人質時代は織田信長との出会いが描かれます。それ以降も重要な出来事や合戦は全て描かれ非常に読み応えのある作品となっており、一番長い戦国時代漫画でした(現在はセンゴクのほうが長いですが)。

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織田家での人質時代。信長と出会い三河の弟と可愛がられ、後の織田・徳川の同盟となる。

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桶狭間の戦いで今川義元が討ち死にし、今川勢が撤退した岡崎城を奪取し今川から独立。

各合戦も描かれます

イメージ 4 姉川の戦い

イメージ 5 大敗した三方ヶ原の戦い

イメージ 6 長篠の戦い

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織田信長の命により息子・信康を切腹させ、妻・築山殿を斬る。このあたりは焚く作品では省略されがちなのですが本作では家康の苦悩を含め念入りに描かれております。

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本能寺で信長が討ち死。京から伊賀越えし九死に一生を得て三河に帰還。その後信濃、甲斐を手に入れる。

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小牧・長久手の戦いで秀吉と対立するも和議となる。その後小田原攻めに参陣。

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太閤・秀吉が死去し石田三成との関ヶ原の戦いを勝ち抜く。

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大坂冬の陣、夏の陣で豊臣家を滅ぼす。

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75歳で大往生。

本作の特徴はこれでもかというぐらいに家康が善人として描かれていることで、現在の家康像とはちょっと違っております。

一番違和感を感じるのは作品終盤の豊臣家に対する態度で、超善人な家康が描かれるのですが、そんなに善人であったらこういう歴史にはならなかっただろうと思うばかりで、ちょっと違和感があります。

他作品で省略されがちな事も細かに描かれており、徳川家康について知りたいという人におススメの作品です。

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