原題・「True Grit」・2010年・アメリカ
監督・コーエン兄弟
●あらすじ
14歳の少女・マティ・ロスは父親を打ち殺したチェイニーに、仇討ちするために連邦保安官コグバーンに犯人追跡を依頼する。別の容疑でチェイニーを追っていたテキサス・レンジャーのラビーフも加わり、3人の過酷な旅が始まる。
そして遂に、真の勇気“トゥルー・グリット”が試される運命のときが訪れた・・・
●感想・・・観たのは初めて
原作はチャールズ・ポーティスの小説「勇気ある追跡」。本作はジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡」のリメイク(ですが、実際には同じ小説を映画化した別の映画との事)。
オリジナルはだいぶ前にTVで観ているはずなのですが、まったく覚えておらず。
正義はより正義らしく、悪党はより悪党らしく、そして判りやすい勧善懲悪な物語。西部劇、しかも近年制作の西部劇を観るのは久々で、新鮮でした。
西部劇ファンから観た本作の評価は判りませんが、今の時代の西部劇として評価できる映画。
個人的評価は映画そのものは面白いけれど、コーエン兄弟監督作品としては微妙。このあたりは期待しすぎな面が大きいのですが、原作ありきの本作はコーエン兄弟らしさが少ないかも。
どうでもいい事なんですが、アマゾンのカスタマーレビューが、勘違い間違いを誘発させるかのごとく、オリジナルとリメイクのレビューが一緒になっております。
映画を観た後だから問題ナシでしたが、映画を観る前だと大混乱になるかも。
●出演陣
個性的な出演陣
ルースター役・ジェフ・ブリッジス 眼帯が印象的な連邦保安官
シャープ&ルーズな演技はジェフ・ブリッジスならでは。
ラ・ビーフ役・マット・デイモン テキサスレンジャー
本作ではちょっと抜けている役柄が印象的。
マティ・ロス役・ヘイリー・スタインフェルド 父の敵討ちをする14歳の少女
本作が映画出演デビュー作。生意気で勝ち気な役柄を好演。
トム・チェイニ役・ジョシュ・ブローリン マティの父を殺した犯人
ラッキー・ネッド・ペッパー役・バリー・ペッパー お尋ね者。