原題・「One Night at McCool's」・2001年・アメリカ
監督・ハラルド・ズワルト
●あらすじ
セクシー娘ジュエルの夢は、理想の家を手に入れること。しかし、そのために男たちは次から次へと彼女の犠牲、いや魅力の虜となって振り回されていく・・・
妖精か悪女か、それぞれ顔を使い分けて男を手玉にとるジュエル。そして3人の男達。
●感想・・・観たのは5回目ぐらい
久々に見たけど面白いで、好きなコメディ映画の一つ。
リヴ・タイラー扮するジュエルの魅力に取りつかれ、振り回される3人の男の悲哀が描かれます。
ジュエルの本当の姿を知らない、哀れな3人の男性が破滅への道を歩む・・・ブラックコメディなのですが、そう思えないのはやはり恋は盲目だから。
3人にはお互いが、ろくでもない男に見えており、同じ事柄は、それぞれの視点で観て自分の都合のいいように解釈しており、お互いの足を引っ張ります。
このあたりが、面白く3人の当事者視点が、この作品の面白さの一つだと思います。
やたらとセクシーなシーンが多い作品で、目の保養に最適な作品。
ジュエルが男性の望む女性像に合わせて、演技し男を手玉にとり操ります。男性陣は自分の都合のいいように物事を解釈し、ジュエルの魅力にハマっていきます。
この映画終盤が面白すぎで、ネタバレ上等で書きたいくらい。コメディ映画のオチとしては記憶に残る映画だと思います。
●出演陣
豪華出演陣で、今も活躍中の役者陣のコミカルな演技が見どころの一つ。
ジュエル役リヴ・タイラー
この頃のリヴ・タイラーの美しさ&話題性は凄かったで、男達が惑わされるにふさわしい魅惑の女性を好演。当時リヴ・タイラー目当てで観た人は結構多かったのでは?
ランディ役マット・ディロン
小悪魔的な魅力を持つジュエルに振り回され、犯罪に手を染め、家を失う・・・
デリング刑事役ジョン・グッドマン
天使のような純真なジュエルに振り回され、証拠を隠滅し最後は・・・
カール弁護士役ポール・ライザー
娼婦のように堪らなくセクシーなジュエルに振り回され、弁護士の立場を利用し最後は・・・
バーマイスター役マイケル・ダグラス 本作では制作にも関わっております。
最後の最期のアレの伏線が見事で、大爆笑でした(ネタバレするので内容はピーですが)。
リチャード・ジェンキンス、リーバ・マッキンタイアも出演しております。