原題・「Cyrus」・2010年・アメリカ
監督・デュプラス兄弟
●あらすじ
離婚して以来サエない日々を過ごしていたジョンは、ある晩パーティで理想の女性モリーと出会う。
すっかり惚れ込んだジョンだったが、彼女が息子サイラスと二人暮らしをしていることを知る。
歓迎ムードで迎えてくれたサイラスにジョンは安心するが、ある日、ジョンの靴がなくなるという出来事が起こり、友好的に見えたサイラスとの関係が変わりはじめる・・・
●感想・・・観たのは初めて
相変わらずというか、やりすぎな邦題とジャケットデザイン・・・このジャケットや邦題でなければ観たかもという人が多そうな作品。
コメディに分類されておりますが、コメディ色は薄くヒューマンドラマの要素が強い映画。
冴えないバツイチ男×子離れできないシングルマザー×ひきこもりのマザコン男。
バツイチ男ジョンと、マザコンのサイラスが一人の女性（母親）を巡りあらそう、ありがちな物語。
この部分はコメディタッチで描かれております。
役者陣の（アドリブが多そうな）演技が、この作品に合っております。
日本ではちょっと受け入れにくそうなヒューマンドラマですが、出演陣が気になる人（は少ないだろうけど）におススメです。
爆笑コメディを期待する人にはおススメできず。
●出演陣
ジョン役ジョン・C・ライリー
作中で自分の事をシュレックみたいな男と評しておりますが、言いえて妙だなあと思うばかり。
最近気になる俳優の一人です。
サイラス役ジョナ・ヒル
本作は太っていた頃で、現在はスッキリほっそりしており全く違う姿に・・・
今年観る機会が多いコメディ俳優ですが、近年はコメディ以外の作品にも出演しております。
モリー役マリサ・トメイ
どこかで名前を聞いたなあで、調べてみると「いとこのビニー」に出演していた人だったのかで、この作品でアカデミー賞を受賞しております。