原題・「The Night Before」・2015年・アメリカ
監督・ジョナサン・レヴィン
●あらすじ
10数年前に家族を失い、孤独な生活を送っていたイーサン。幼なじみの悪友アイザックとクリスは、そんな彼がクリスマスに寂しい思いをしないようにと、毎年、バカ騒ぎをしながらクリスマス・イヴを一緒に過ごしてきた。
時は流れ、クリスは有名になり、アイザックはパパになり、とそれぞれが大人な事情を抱えるようになったことから、3人で過ごすイヴにピリオドを打つことを決意。
最後のクリスマス・イヴが一生の思い出になるように、悪友トリオは大ハシャギをするが・・・
●感想・・・観たのは初めて
「(500)日のサマー」で、気になったジョゼフ・ゴードン=レヴィットの出演作品の中で、気になったのが本作で、セス・ローゲンが出演していたこともあり観てみました。
日本では2週間限定で劇場公開したそうですが、ほぼ知られておらずの本作・・・
クリスマスの1日が描かれるのですが、馬鹿騒ぎしながらも、それぞれ問題や本当に大切な事を気がつく姿が描かれます。
残念ながら本作の評価はイマイチ・・・一番大きいのは日本人が思うクリスマス(映画)とのズレで、日本人はクリスマスにロマンチック&ドラマティックな物を求めすぎるのかも。
個人的にはまったく期待していなかった事もあり、面白いクリスマスコメディ映画でした。
パロディや音楽面の元ネタが判るとかなり楽しめる映画。
本作は下ネタ、ドラッグネタ、宗教ネタなどを含んでおり、結構際どいジョークも多いです。
作中はこんなシーンも・・・ジョゼフ・ゴードン=レヴィットは薄幸役が似合うというか、そういう雰囲気を醸し出すのが上手いなあと思うばかり。次は「50/50」を観る予定。
●音楽
出演者が気になって観た映画でしたが、一番の収穫は音楽でした。
(注意 動画はかなりネタバレします。)
作中では多数の映画ネタが登場。元ネタが判る人にはオッ!と思うシーンが多いかも。
自分が一番気になったのは、トム・ハンクス「ビッグ」のオマージュのこのシーンでした。
カラオケではRun-D.M.C.の「Christmas in Hollis」を振り付きで熱唱したり。
マリー・サライアスとのデュエットのシーンなどもあり音楽ファンも楽しめる作品。