「石川賢・海音寺潮五郎/天と地と」
・出版社 角川書店・全5巻(B6版) 中央公論社・全2巻(A5版) 講談社・全3巻(文庫版)
コンビニコミックは各社から多数出版
・出版年 1987年~1988年
・入手度 普通~難(版による)
・ジャンル 戦国時代
・おすすめ度 ★★ 石川ファン向け。
越後守後代長尾為景の子、景虎(後の上杉謙信)が生まれてきたのは、戦国の世まっさかり。自分の子かどうか疑いを抱く父・為景は景虎を疎んじ、憎むようにまでなる。
しかし、強く育つ景虎。父の死をきっかけに世に争いは広まり、ついに景虎も戦いに出ることに。
しかし、強く育つ景虎。父の死をきっかけに世に争いは広まり、ついに景虎も戦いに出ることに。
景虎が生まれる前の越後の状況、景虎の幼少期~青年期~越後の守護代になるまでは他の作品よりも詳しく描かれております。
毘沙門天に対する信仰が描かれます。生涯不犯については、ドラマ上のラブロマンスもあり触れられず・・・
第四次川中島の戦いが詳しく描かれ謙信と信玄の対比が面白い。
有名なこのシーンも収録。第四次川中島の戦いを描いた作品には必ず描かれるこのシーンですが、後世の創作の可能性大だそうですが、ロマンがあっていいなあと思うシーン。
NHKの大河ドラマをコミック化・・・個人的には自分が思う上杉謙信像との違いと(石川賢作品は好きなのですが)絵が合わずな作品。
ただこういう作風もありだなとは思うし、この作品が好きな人もいると思います。中庸な作品ではないので好き嫌いがある作品だと思います。