原題・「Alex&Emma」・2003年・アメリカ
監督・ロブ・ライナー
●あらすじ
借金取りにPCを壊された作家アレックスは、30日で小説を完成させるために、嘘の求人広告でタイピストのエマを雇う。アレックスを警戒していたエマだが、彼の小説に魅かれ、仕事を手伝う事に。小説ができていくにつれ、お互いを意識する二人は・・・
●感想・・・観たのは初めて
世間的な評価はイマイチな(コメディ要素は少ない)ラブコメ。
ラブコメはベタなお話が好きなのと、主演の二人は、好きな女優&俳優で、個人的には高評価&好評価の作品。ついでに付け加えると流石ロブ・ライナーな映画。
劇中では現実のアレックスとエマのお話と、書き進めている小説の再現シーンでのアレックス扮する主人公とメイド役のエマ(4役)の物語が同時進行していきます。
小説が書きすすめられるにつれて、小説の再現シーンも進んで行く、エマの助言によりストーリが変更され小説の再現シーンも変わっていくなどちょっと変わった構成。
劇中劇となる本作はちょっと癖があり、このあたりは好き嫌いがはっきりと別れそう。
この作品リメイクではないそうですが、オードリー・ヘプバーン×ウィリアム・ホールデンの「パリで一緒に」に影響を受けた映画との事。
この作品を観ておらずなので判らずですが、評価を見ていると本作と似ており、どうも劇中劇によるテンポの悪さがマイナス要素のなのかも。
●出演陣
出演者は現実世界と小説の世界の2役を演じております(ケイト・ハドソンは合計5役)。
現実世界は、ほぼアレックスの部屋のみで、ケイト・ハドソンとルーク・ウィルソンのみ。
小説の世界では主人公役・ルーク・ウィルソンとメイド役・ケイト・ハドソンとポリーナ役のソフィー・マルソーが3角関係を演じます。
この3角関係の行方が現実にも影響を及ぼしていくのですが・・・
ケイト・ハドソンがキュートすぎで、本作をケイト・ハドソン目当てで観た人が多かったようです。
地味なハンサム?女優を引き立たせるのが得意なルーク・ウィルソン。本作でも地味だけどいい演技で、ケイト・ハドソンを引き立てております。
ほぼ小説の世界だけに登場するソフィー・マルソー。久々に観ましたがこれまた美しい~