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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

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原題・「The Royal Tenenbaums」・2001年・アメリカ

●あらすじ
ロイヤル・テネンバウムは、妻エセルと3人の子ども、チャス、リッチー、マーゴとともに静かに、平和に、いつまでも一緒に暮らしたいと望んでいた。やがて2人は別居することに。エセルは子どもたちを熱心に教育し、各々の才能を育んだ。

ロイヤルはエセルに私はあと6週間で死ぬのだ、最後くらいは家族と一緒にいたい・・・。と告げる。かくして、22年ぶりに一つ屋根の下に暮らすことになったテネンバウム家。ロイヤルの余命6週間・・・家族再生となるだろうか?

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●感想・・・観たのは5回目ぐらい
出演陣が気になって観たら、ドハマリした映画。どこが面白い?と聞かれて即答できないけど、妙に心に残る映画。
自分の好きな映画ベスト10に入れている映画。

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画面に映る物すべての作り込みの細やかな世界観が特徴的な作品。
壁の絵、カーテンやシーツ、小物に至るまでこだわりが、絵本のような画面を生み出しております。

劇中では、ニコ、ボブ・デュラン、ポール・サイモン、ジョン・レノン、クラッシュ、ラモーンズ、ヴェルヴェット・アンダーグランドなどの曲が使われております。
これがまた画と音が合っており、こだわりを感じる部分。

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天才と馬鹿は紙一重で、奇特な3人の兄弟と両親の家族愛が描かれます。ただし変人一家なので、一筋縄ではいかない妙な家族愛。
この癖のある絶妙な家族愛の描き方が、独特な世界観とマッチしている作品。

●出演陣
一人ずつ紹介できずですが、メインの出演陣は↓

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ウェス・アンダーソン作品常連の面々が参加。
オーウェン・ウイルソンは共同で脚本・制作を兼ねており出番は控えめ。

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ジーン・ハックマンがいいなあで、まさに名優だなと思うばかり。

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3兄弟の幼少期も雰囲気バッチリ。グウィネスの幼少期役の子はそっくりすぎ。

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グウィネス・パルトロー×ルーク・ウィルソン
本作のルーク・ウィルソンの演技が良く本作を見てファンに。偉大なる兄・オーウェンの陰に隠れがちですが、もっと評価されてもいいのになあと思うばかり。

グウィネス・パルトローは、今まで演じてきた役者としてのイメージから大きくかけ離れた役を好演。これがまた妙にハマっておりこれまたファンになりました。
当時は知りませんでしたが、この二人はこの頃プライベートで交際していたそうです。

ウェス・アンダーソン
実は本作しか見た事がなく、今年観たおしたい監督の一人。
00年前半にもっと観て置けばよかったなあと後悔するばかり。監督&制作作品は邦盤でソフト化されているのが救い。



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