「Noel」・2004年・アメリカ
監督・チャズ・パルミンテリ
●あらすじ
バツイチで彼氏もなく、クリスマスイブの予定もない、寂しい中年女性のローズは、同僚に家族パーティに誘われたが、惨めになるばかりだと入院中の母のもとへ。
婚約中のニーナは、嫉妬深い彼とケンカ中。愛しているけど、このまま結婚してもいいのだろうかと悩んでいた。その婚約者マイクは、見知らぬ老人から熱いまなざしで見つめられとまどう。それには驚くべき理由が・・・
●感想・・・観たのは初めて
クリスマスを描いたアンサンブル形式の映画。クリスマスのハッピーパーティー的な陽気さはなく、どことなく物悲しいクリスマスが描かれます。
誰もが幸せいっぱいのクリスマスですが、幸せから取り残されてしまった人もおり、そんな不幸な人々に起こる小さな奇跡が描かれます。
「ラブ・アクチュアリー」的なロマンティック&コメディを求める人には向かずで、似た部分はありますが、趣は大きく違っております。
正直本作をひっそりとクリスマスあたりに観るのはちょっと寂しすぎる内容かも。
年齢層が高い方が理解しやすく共感しやすい内容で、観る人を選ぶ映画。
●出演陣
主人公役のスーザン・サランドンはハマり役で、寂しい中年女性を好演。
ペネロペ・クルス×ポール・ウォーカーの若いカップルは、このままロマンティック映画が出来そうな、面白い組み合わせだなあと思うばかり。
アラン・アーキン、チャズ・パルミンテリなどベテラン俳優が脇を固めております。
なぜかクレジットのないロビン・ウィリアムズが登場し、奇跡を起こします。