「Gulliver's Travels」・2010年・アメリカ
監督・ロブ・レターマン
●あらすじ
新聞社で、しがない郵便係をするガリバーは、すぐに諦めてしまうさえない男。ある日、ハッタリで手にした仕事で、取材へ出掛けるが、船が遭難し、小人の国へ迷い込んでしまう。
大きな体のガリバーは頼りにされ、国中の人気者になったガリバーだが、あることがきっかけで信頼を失うことに。果たしてガリバーは体の大きさだけでなく、本当のヒーローになれるのか?
●感想・・・観たのは初めて
ジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」を映像化。
原作は読んだはずなのですが、いかにせん昔過ぎてほととんど覚えておらずでした。
ジャック・ブラック主演のファンタジー・コメディ。笑いと涙と歌ありの作品で対象年齢層は低目。大人が見ても楽しめると思いますが、過度の期待は禁物かも。
正直他のジャック・ブラック出演作品と比べると・・・ちょっと落ちるかも。
ネタバレになりますが、本作で出てくるのは、リリパット国渡航記編(小人の国)がメイン、ちょっとだけブロブディンナグ国渡航記(巨人の王国)が絡みます。
うがった見方ですが、続編が作れそうなお話展開かも?ただしアメリカではコケてしまったので続編は厳しそうですが・・・
この作品過日紹介した「ナイト ミュージアム」と同じ制作スタジオの作品。作品の作り方そのものは類似点も多いのですが、ナイトミュージアムのが面白いです。
●音楽
数々の映画ネタと音楽ネタが使われており、このあたりはジャック・ブラックの趣味なのかな?
映画ネタはスターウォーズ、タイタニック、アバターなど。
音楽は作中で効果的に使われており、「Kiss/Rock & Roll All Nite」(予告編参照)、「Prince/Kiss」最後に「Edwin Starr/War」は、お話に音楽が絡んでおり面白いです。
ただお子様にはこのあたりは判らないだろうで、元ネタが判っている大人であればパロディとして楽しめ、このあたりが作品の評価の分れ目になるかも。