「Under the Tuscan Sun」・2003年・アメリカ、イタリア
監督・オードリー・ウェルズ
出演者・ダイアン・レイン
●あらすじ
作家のフランシスは離婚後、トスカーナ旅行でこの地に魅せられ、丘の上の売家を衝動的に購入。さっそく修復にとりかかる彼女だが、トラブル続きで頭を悩まし、孤独感にさいなまれる。
気分転換に出掛けたローマで、ハンサムな青年マルチェロと出会い、彼女は恋に落ちていく・・・
ひとりの米国女性が人生の再出発に選んだ地、トスカーナで、習慣の違い、国民性の違いにとまどい、恋に傷つきながらも、トスカーナのゆったりと流れる時間と人々の温かな眼差しの中で、新たな第一歩を踏み出すまでの物語。
●感想・・・観るのは3度目
フランシス・メイズ原作「イタリア・トスカーナの休日」を映画化。
家の修復を手を焼きながらも、少しずつ自分の家(居場所)を作りあげることで、傷ついた心が癒され魂が再生されていく姿が描かれます。
恋愛もですが、家族愛についても描かれており、いろいろ考えさせられます。
心の洗濯ではないですが、疲れた時や、落ち込んだ時に観たい映画。トスカーナの風景とやさしい物語に心が癒されます。
序盤は離婚しボロボロだったダイアン・レインですが、家の修復再生とシンクロするがごとく、生き生きと、美しい姿で復活していく姿が良いです。
どうでもいい事なのですが、女性を見ると必ず声をかけ口説くイタリア人男性って・・・ステレオタイプのイタリア人男性像ですが、本作でもそんなイタリア人男性が登場。
●ダイアン・レイン
80年代~90年代のダイアン・レインは、ゴージャス美人のイメージが強かったのですが、本作ぐらいから印象が変わり、どんな役でもこなせる女優へと変貌しております。
どちらが好みかはひとそれぞれだと思いますが、個人的には本作はトスカーナのゆったりとした雰囲気と&脚本が良くお気に入りです。