「Deep Impact」・1998年・アメリカ
監督・ミミ・レダー
●あらすじ
テレビ局のジェニーは、「エリー」という名に行き当たる。それは女性の名ではなく、「Extinction Level Event(種の絶滅を引き起こす事象)」の略だった。
大統領は、1年後に未知の彗星が地球に衝突する可能性があることを公表。これを阻止すべく彗星を核爆発させて軌道修正するプロジェクトが実行されるが・・・
●感想・・・観たのは4度目ぐらい
10年ぶりくらいに観たのですが、今見ても映画の良さは変わらず。本作以降に粗雑乱造された地球危機映画とは一線を画する出来。
本作は3つの視点で物語が進んで行くのですが、そのいずれもに家族愛が描かれております。
人生最期の時にそれぞれが選び、行動する姿が涙を誘います。
SFパニック映画ですが、過激な暴力シーンはなく、荒廃した街や年を脱出する人々が描かれるぐらいで、このあたりは後の作品に比べるとかなりソフトに描かれております。
たぶんこのあたりは、監督が女性だからSFパニック映画でありながらも家族愛を中心にした映画になったのかな?と推察しております。
●アルマゲドンとの比較は・・・
「アルマゲドン」との類似性は公開当時から書き続けられておりますが、パクッたというよりも同じモチーフから考え出されたお話だから似ているのだと思うのですが、未だに論争が・・・
正直どちらの映画も良い部分悪い部分があり、なによりも映画は100人いたら100人なりの感じ方や感想がある訳で、無理に違いや良し悪しを比較するのは無意味だと思うばかり。