「The Ladykillers」・2004年・アメリカ
監督・コーエン兄弟
●あらすじ
自称・教授率いる犯罪集団が、信心深い女主人がひとりで暮らす下宿屋を借り、地下室から係留されたカジノ船の金庫までトンネルを掘り進む。
計画は成功するも、すべてが女主人にばれてしまい、教授らは彼女を始末しようとするが・・・
●感想・・・観たのは初めて
コーエン兄弟らしい映画で楽しめました。結末についてはコーエン兄弟の映画なので容易に想像はついていたのですが、そこに至るまでの過程が面白く時間を置いてまた観てみたい映画でした。
観終わった後に調べてみると本作は「マダムと泥棒」のリメイクだそうで、時代と舞台は違いますが、お話の筋はほぼそのままのようです。
●個性派俳優陣
オリジナルはかなりブラックな笑いが描かれているそうで、機会があれば見てみたいと思います。
コーエン兄弟の映画の中では誰が見て楽しめる映画で、何も考えずに観て楽しんで終れます。
興業的にも成功したようで、やはり一般受けする映画なんだと思います。
それゆえにコーエン兄弟のブラックさを求めるコア層にはウケが悪い作品なのかも。
主演のトム・ハンクスの絶妙な演技が最高だなと思うばかりで、あの軽快かつワザとらしい演技は名優ならではで、トム・ハンクスの違った一面観た気がします。
教授(トム・ハンクス)以外の4人の犯罪者は、よくもまあ個性派俳優をこれだけ揃えたなあと思うばかりで、一癖も二癖もある面々。