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映画感想 ランボー

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First Blood」・1982年・アメリカ

●あらすじ
ベトナム帰りの復員兵ランボーは、戦友を訪ねてある町にやって来る。復員兵に冷たい国への怒りが、よそ者に対する警察の屈辱的扱いをきっかけに爆発する。たった一人の軍隊と化したランボーは、数百人の警官隊を相手に壮絶な戦いを開始する。

●感想・・・観たのは10回以上
ランボーと聞いて思い浮かべるのは派手なアクションですが、本作ではベトナム帰還兵の悲哀が色濃く描かれており、特に終盤のかつての上官・トラウトマンとのやり取りは胸を打つシーン。

「勝つために必死で戦ったが、勝てなかった。国に戻れば、空港で非難の嵐。つばを吐かれ、赤子殺しと好き勝手罵られた。あいつらはなんだ!戦場も知らんくせに。」
これは作り話や誇張でもなくごく普通にあった話だそうです。

国の為に命を懸けて戦い、生き残って国に帰えってみれば非難の荒し・・・アメリカという国はなんて恐ろしい国なんだろうと初めて見た時に思ったのを今も覚えております。

●シルベスター・スタローン
個人的にはスタローン出演作品(見た作品)では本作がベストなのですが・・・
スタローンといえばラジー賞の常連で、1980年代最低男優賞とか酷い扱いだなあと思うばかり。
ジョークの要素は判るのですが、スタローンの場合はジョークじゃないような気がします。

本作はラジー賞が出来る前の映画ですが、1984年からほぼ毎年のようにノミネートしており、続編の「ランボー・怒りの脱出」、「ランボー3/怒りのアフガン」は最低主演男優賞など受賞。

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