「巻来功士/鬼哭忍伝霊牙」
・出版社 集英社・全2巻(B6版)
・出版年 2003年~2004年
・掲載誌 オースーパージャンプ
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 アクション
・おすすめ度 ★★ グ口ではない作品。
災いを呼ぶと恐れられる鬼哭一族。その血をひく鬼哭霊馬は故郷を離れ、伊賀忍者・胡蝶と共に静かに暮らしていた。だが織田信長による天下取りの野望の下、伊賀は滅ぼされ、妻・胡蝶もその犠牲に・・・そして、霊馬は息子・霊牙を背に、信長への復讐を胸に誓う!
信長による伊賀征伐・天正伊賀の乱が舞台
伊賀頭領の娘・胡蝶と婿の霊馬
霊馬は魔の子孫・鬼哭一族だった・・・
著者の「ゴットサイダー」に登場する鬼哭一族ですが、お話の繋がりはありません。
忍者対忍者の戦いが描かれます。
アクションシーンも絵も良いのですが、ちょっと物足りなさを感じるのはグロの要素がないからかも。
信長の伊賀征伐で妻・胡蝶を殺された霊馬は息子・霊牙と共に信長の首を狙う。
時を経て成長した鬼哭霊牙は、父と母を殺害された復讐の為に豊臣秀吉の首を狙う。
歴史ベースの忍者物作品。著者の他の作品と違いエ口・グ口な表現は抑えめ。
親子二代にわたる復讐劇で、復讐の対象が織田信長、豊臣秀吉で、お話もそれほど悪くはないのですが・・・ちょっと予定調和な展開が続きます。
著者の他作品に比べるとほととんど話題にならない作品ですが、著者のファンなら楽しめると思います。
書くまでもないですが、歴史漫画ファンにはまったくおススメできません。
参考記事