「中西やすひろ/OH!透明人間」
・出版社 講談社・全11巻 (新書版) 大都社・全3巻(B6版) コンビニ本
・出版年 1982年~1987年
・掲載誌 月刊マガジン
・入手度 やや難~難
・ジャンル ソフトH ギャグ・コメディ
・おすすめ度 ★★★(+☆) ソフトH漫画の名作。
荒方透留はおばさんの家に下宿中の高校1年生。ある日、夕食に嫌いなイクラ料理が出され、恐る恐る食べてみたところ、なんと体が消えてしまった!
イクラを食べればいつでも透明になることができる透明人間になったのだ。かわいい女の子の秘密をこっそり覗いちゃいたいという男の子のエッチな夢を叶えてくれるセクシー・コメディー。
登場人物 荒方透瑠、荒方良江、萩谷愛子、萩谷ルミ
萩谷家に下宿する荒方透留
萩谷家は5人の女性が暮す女の園!
食卓に並んだ大キライなイクラをおそるおそる食べてみると・・・
なんと透明人間となってしまった!
(透明人間の)透留がいるのに気がつかず、お風呂に入る良江。
それをどうどうと覗く透留だが・・・
もとにもどってしまった!
もう一度イクラを食べた透留は、イクラを食べると透明人間になる事に気がつき・・・
良江の部屋に侵入しのぞきを再開・・・
学校でも透明人間になり、女子更衣室に潜入しのぞき放題・・・
透明人間になって、かわいい女の子を覗き放題・・・誰しもが考える妄想を漫画にしたのが本作で、覗くだけでなく、さまざまなハプニングが発生して更にムフフ・・・な展開となる作品。
たったこれだけの事なのですが、当時の少年たちの心と体(一部?)を熱くさせた作品でした。
初めはちゃんとお話があり展開に恵まれたラッキースケベ的な要素が強かったのですが、段々と過激化し、エロ展開の為に適当にお話が作られ、エロメインの作品になっていきました。
後半は透明人間にならなくてもエロ展開になったり、透留の透明人間疑惑が描かれます。
男の願望を描いた、ちょっとHな漫画。この頃は大らかというか規制もない時代だったこともあり、少年誌でもこのくらいのエロは当たり前でした。
ちなみにこの作品は時間の概念がない作品なので、透留と良江は永遠の16歳のままです。
11巻巻末に読み切り「おかしなおかしなパパイヤマン」を収録。
この作品の最大の難点は紙版の入手が厳しい事ですが、現在では電子化されております。
新書版は全63話、大都社版はセレクト版で33話しか収録されておらず。ただし大都社版は今でも入手が比較的容易(&廉価)なので、この作品がどんな作品か知りたい人におススメです。
続巻は本作の10年後を描いた「Oh!透明人間21」で、こちらも近いうちに紹介したいと思います。
参考記事