「森田信吾/伊庭征西日記」
・出版社 リイド社・全1巻(B6版)
・出版年 2006年
・掲載誌 -
・入手度 普通
・ジャンル 幕末・明治維新/歴史
・おすすめ度 ★★☆ 徳川直参の生き様と明治維新。
時は幕末。武士の世が終わりを告げようとしていた時代。迫り来る変革の波の中、最後まで幕臣としての矜持を守り抜いた武士がいた。心形刀流の達人・伊庭八郎。
結核に身体を蝕まれていた伊庭は、その僅かな余命を徳川幕府に捧げることを決意する。
天才剣士・伊庭八郎の伊庭征西日記をベースとした物語。
奥詰として抜擢される伊庭八郎。
日記には食事の記載が多く、本作でも幾つかの料理が登場します。
鳥羽伏見の戦いに参戦し負傷。
江戸城明け渡し以降は奉幕義勇軍として各地を転戦。
この戦いで左腕を失う・・・
右手一本で戦い続ける八郎は蝦夷地での最後の決戦で負傷し死に至る・・・
伊庭八郎については、存在は知りつつも名前は知らずで、この作品で人物と名前が一致しました。
幕方忠臣として、隻腕となっても戦い続け散った姿が描かれます。