「Pet Shop Boys/Behaviour」
01 Being Boring
07 So Hard
08 Nervously
10 Jealousy
1990年 4th PV、①、④、⑦、⑩
●邦題は「薔薇の旋律」
このアルバムリリース当時はあまり理解できずで、3rd「Introspective」と5th「Very」に挟まれた印象の薄いアルバムという認識が強かったのですが・・・
ン十年ぶりに聴く本作は、モノトーンの美しさというか、シンプルで静と動の対比が効いた音作りがよく、大人の一枚だったと再評価。
当時の自分が、いかに判ってなかったというか、理解力が無かったのかを痛感されられました。
1st~3rdはノリノリで判りやすい音作りでしたが、本作ではノスタルジックかつメロウな要素が加味されており、これまでのPSBとは違う音作りの1枚なのですが・・・
当時ウケ(特に評論家)が良くなく、それを鵜呑みにした自分もあまり聞かずだった1枚でした。
●シングル&PV
⑦、①、④、⑩の順でシングルカット(いずれもPVあり。本国英国ではいずれもヒット。
当時自分が思っていたPSBらしい曲と違っており、後に聞いたベスト盤の中ではイマイチな印象があったのでが、今回アルバムを聞き直し評価が変わりました。
●「君の瞳に恋してる」は未収録
当時リリースされた本作には、④のB面曲「Where the streets have no name (I can't take my eyes off you)」は収録されておらず。
この曲は、U2「Where the Streets There Not Street」とBoys Town Gang「Can't take my eyes off you」を繋ぎ合わせたカバーメドレー。
この曲を聞いたU2のボノが激怒したという逸話のある1曲だったりします。
この曲は本作の再販盤で収録されているものもありますが、PSBのベストにも割と収録されているので、ベストの方がおススメかも。
●次作は「Very」
本作の反動からバリバリのダンスアルバムとしてリリースされたのが次作「Very」。PSBのアルバムで、このアルバムが一番という評価の高い1枚。