「池沢さとし/WOW!F1 もうひとつのF1ストーリー」
・出版社 集英社・全2巻(B6版)
・出版年 1992年
・掲載誌 スーパージャンプ
・入手度 普通
・ジャンル F1/車
・おすすめ度 ★☆ この当時のF1を知る人は+★。
アイルトン・セナをも認めさせた走りで、マクラーレンのテストドライバーとして合格した息吹永一だが、それを断り、新チーム・WOW!レーシングのドライバーとしてF1参戦を表明。
日本人として初めてのF1優勝に挑む!
新チーム・WOW!レーシングのドライバー・息吹永一
F1史上最年少優勝&チャンピオンが目標。
F1ドライバーの凄さを目の当たりにする永一
ちなみに周回遅れで、ブルーフラッグはガン無視・・・・
シーズン序盤から頭角を現し活躍する永一
この作品もなのですが、セナ贔屓が目立つ作品。
贔屓だけなら問題ないのですが、対比させるために悪役として他のF1ドライバーを使うのは、ほんとやめてほしいなと思うばかり。
舞台は1991年シーズンで、実在のドライバー&チームが登場。似てなさすぎ・・・
この年にデビューしたM・シューマッハは永一のライバルとして扱われております。
夜のモナコでフェラーリF40を運転するJ/アレジとレースする永一・・・
鈴鹿攻略のイメージトレーニングはベットの上で・・・しかもスーパー・ラップでコースレコード(笑)
1980年代後半~1990年代前半は日本でF1が一番盛り上がっていた時期でした。CMでもF1ドライバーを目にすることが多く、特にアイルトン・セナは大人気でした。
このあたりの感覚は当時見ていた人しか判らずで、今や地上波での放映無し、日本人ドライバーの参戦ゼロで、F1なにそれ?な状態。
この頃のF1漫画は(悪い意味で)似たり寄ったりで、本作もその例外に洩れずで、この当時を知るF1ファンか、著者のファン以外にはおススメできず。