「土山しげる・佐々木守/独眼竜翔ける」
・出版社 光文社・全1巻
・出版年 1987年
・掲載誌 不明
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史
・おすすめ度 ★★ 土山しげる版・伊達政宗。
天下を獲る器量を持ちながらも信長、秀吉、家康より遅く生まれてきたため、その後塵を拝さざるを得なかった独眼竜と呼ばれた伊達政宗の若き日の物語。
家督相続前から奥羽の統一~小田原参陣~一揆を煽動した疑いで金色の磔柱と白装束で秀吉へ釈明~秀宗の誕生までが描かれております。
15歳で初陣する政宗。
土山版の伊達政宗は独眼を前髪で隠すという今風ないでたちで描かれます。
軍師・片倉小十郎景綱と従妹の伊達成美。
18歳で伊達家の家督を相続。
小田原参陣の際のエピソードも描かれます。
政宗の不運はこの年齢差で、もう少し早く生まれてきていたら歴史は変わっていたかも。
お話はごく普通の出来ですが、各所に軽いノリというかギャグタッチで描かれており、このあたりは今の戦国漫画を読みなれている人にはちょっと違和感を感じる部分かも。
全1巻にあれこれ詰め込むにはちょっと無理がありますが、青年期の政宗が良く描かれていると思います。
参考記事