「佐藤智一・倉科遼/匠三代」
・出版社 小学館・全11巻(B6版)
・出版年 2010年~2014年
・入手度 普通
・ジャンル ドラマ 建築/職業
・おすすめ度 ★★★★ 下町人情ドラマ。
家のことなら、小野寺工務店に任せなさい!東京・深川、江戸情緒が残るこの下町に幸せを招く家づくりをする小さな工務店がある。その名は、小野寺工務店。
腕利きの親子三代が家づくりを手がけるその工務店はどんな家の悩みも解決してくれると地元でも評判で、彼らのことを、地元の人々は匠三代と呼ぶ。
深川にある小野寺工務店
建築士・小野寺拓己
社長・小野寺玄 大工棟梁・小野寺虎之助
腕利きの親子三人は匠三代と呼ばれる評判の工務店。
住む人の事だけを考え周りが見えなくなる拓己
ビフォーアフターが載っております。(全話かは判りませんが)実際に建てた家がモデルにしているそうです。
家に対する想い描かれます。
TV番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」という番組をドラマ仕立てにしたような漫画というのが一番判りやすい(この漫画を監修している天野彰氏がTV番組にも関わっているとの事)。
家に関する様々な知識が得られる作品で、家に関して興味がある人にもそうでもない人にもおススメです。
原作は倉科遼で、下町の心温まる人情ドラマが描かれております。この作品の良さはなんといってもお話の上手さで、住む人ありきの重厚なドラマと家に関わる人々が描かれます。
一昔前は大工や建築関連の漫画も多かったのですが、近年ではめっきり減っております。
このあたりは住む家に関しての興味が減っているからなんでしょうが、漫画のネタ的には面白い作品が多かっただけに残念な限り。
「深川大家族」へ続きます。