「池田邦彦/おもいで停留所」
・出版社 日本文芸社・全1巻
・出版年 2015年
・入手度 容易
・ジャンル ドラマ
・おすすめ度 ★★☆ バスガール物語。
昭和20年代。終戦まもない日本で、懸命に生きる一人の少女がいた。沢田麻紀・17歳。職業はバスガール(バスの車掌を勤める少女)。
ひたむきに仕事に打ち込む中で、様々な人と出会っていく。戦争の傷跡が色濃く残る時代、前を向き生きていく、感動の物語。
「カレチ」の池田邦彦によるバスガールの少女を描いた作品。舞台が昭和20年代とかなり古く、時代背景等は判りませんが、戦後間もない厳しい時代を生きる人々とそんな時代を懸命に生きる一人の少女を描いた作品です。
主人公・沢田麻紀 バスガール(バス車掌)として働く。
様々な事件が起こるが、持ち前の明るさと、頑張りで解決していきます。
カレチのバスガール版なのだろうけど、イマイチ共感しにくかったのは、お話重視で乗り物に対する記載(うんちく)もなかったことで、主人公が乗車するバスについてさえも説明がなかったのは残念だなあと思いますが、ハートフルな作風は良いと思います。