「小林源文/ワンマン・アーミーゲイツ」
・出版社 日本出版社・全1巻(A5版) ソフトバンククリエイティブ全1巻(A5版)
・出版年 1987年
・入手度 普通
・ジャンル SF/ファンタジー ミリタリー
・おすすめ度 ★★ ミリタリー色の強いSF。
伝説の機動歩兵・アーノルド=ゲイツは記憶を失いながらも戦線に復帰。混沌とする記憶の中、敵が繰り出す機動兵器の猛攻を潜り抜け、敵拠点最深部に位置するジグリ要塞を破壊するため、最後の決戦に臨む。彼が見た本当の敵とは?
ちょうど30年前というのもあり久々に読んで見ました。
この頃の時代背景が判る人には説明不要ですが、この頃はロシア連邦ではなくソビエト(ソ連)だった時代で、東側と西側に別れ東西冷戦の真っ最中。
大量の核兵器を持った東西による最終戦争により人類が消滅するのではと危惧された時代で、核戦争後の世界をSF&ミリタリータッチで描いたのが本作でした。
伝説の機動歩兵・アーノルド=ゲイツ。
記憶を失っており逃亡兵として懲罰的に戦線へと復帰させられる・・・
このあたりはボ○ムズっぽいというか主人公の立ち位置や性格が似てます。
機動歩兵による近接戦闘が描かれます。敵側は歩兵でなく・・・・
ゲイツの記憶が少しずつ蘇る・・・
戦争を終わらせるために敵本部中枢に侵入したゲイツ達が見た物は・・・
これ以降はネタバレすると面白くないので自粛。
今見ると絵も荒いしお話やメカをどこから借りてきたか判ったりしますが、当時はこんな時代がくるのかも?とドキドキしながら読んでおりました。
この時から30年経った今考えると核戦争はなかったけど人類は変わっておらずだなあと思うばかりで、今読んでもなかなか面白い作品だなあと再認識しました。