「柳沢きみお/続・夜に蠢く」
・出版社 グリーンアロー出版社・全2巻(コンビニ本)
・出版年 2010年
・入手度 難
・ジャンル サスペンス ドラマ
・おすすめ度 ★★★ 柳沢迷作品。
郷屋川は、生まれたばかりの子どもと家族三人の平凡な暮らしを送る中、突然怪しい男に声を掛けられた。大手出版社社長の影武者を依頼したその男の手引きで、郷屋川は他人の人生を生きることになる。自分とうり二つの新しい人生に生まれ変わり、玉の輿に乗れたら・・・
二代目社長の影武者として生まれ変わった郷屋川。
影武者としてのストレスから酒と女に溺れ壊れていきついに・・・
「夜に蠢く」続編で、この「続・夜に蠢く」で完結。
サスペンスの要素を含んだ作品なのでネタバレすると面白くないので内容には触れず。
前作で中途半端のまま終わったお話が完結するのですが、伏線を回収されないまま、放り投げるように終了しており、良くも悪くも柳沢きみお作品らしいラストが描かれます。
これだけ豪快な投げっぱなしのラストは久々だなあと思うばかりで著者の「青い炎」や「妻をめとらば」、「市民ポリス69」より酷いラストはまさに迷作品ならではだと思います。
コンビニコミックのみで販売。巻数表記はなくサブタイトルがついており順番は以下の通り。
「悪夢の饗宴編」、「漆黒の家路編」の全2巻。こちらはアンコール出版されておらず。
残念ながら紙媒体は入手困難。今読むのであれば電子出版版でないとちょっと厳しいかも。