「日坂水柯/レンズのむこう」
・出版社 白泉社・全1巻(B6版)
・出版年 2006年
・入手度 普通
・ジャンル ラブロマンス
・おすすめ度 ★★☆ 短編集。
アノ時の彼と私の二人の様子を見たいのに・・・メガネ少女の苦闘やら先生と元教え子のガールズ×ガールズなお話やら計8本の恋物語。
「レンズのむこう」、「ひみつじゃなくなる」、「マイスイート♡ランジェリー」、「咬む女」、「咬まれた女」、「とけていく氷」、「レンズのむこう」、「触レルコトバ」を収録。
「レンズのむこう」 無性にアノ時の彼の表情をみたくなった主人公は・・・
お話もさることながらこの会話のやりとりが良いです。
「マイスイート♡ランジェリー」 写真集に対抗(?)する為に凄いランジェリーを買うが・・・
お話的にはありがちですがやりとりは面白いです。この作品だけ非眼鏡女子作品。
「とけていく氷」 先生と元教え子のガールズ×ガールズなお話
百合物でエロ要素の強い作品。
2004年~2005年に発表した同人誌をまとめた作品集。独特なタッチで描かれる眼鏡女子がこれでもかと描かれます。
後追いで読んだ作品でしたが、ごくごく普通の日常を切り取ったお話の中に挿入される大人の恋愛(ノーマルから百合まで)が描かれえます。
作中でヒロインの眼鏡や眼鏡に関する事がお話のキーとなっており、これがなかなか面白く眼鏡ネタだけでよくもまあこんなに書けるなあと感心するばかりでした。
絵は荒いのですが影絵のような黒色と濃淡の使い方が独特で絵を見ればひと目で日坂水柯(ひさかみか)と判るのが良いです。
「白衣のカノジョ」がだいぶ長い間休載となっているのが残念なが限りで、早く新作が読みたいと思っている人は結構多いのでは。
今回ようやく全作品掘り返せたので、このまま全作レビューしたいと思います。