漫画雑誌が売れない、新刊が売れないと言われ続けて結構経ちますが、状況は好転せずで、漫画雑誌の廃刊や未単行本化や初版発行数が少なくなったりしております。
以前にも触れたことがありますが、今は紙媒体の漫画に接する機会そのものが減っており、本屋の売り場面積が減る、売れる物しか置かななかったり、本屋そのものが閉店しております。
新刊が売れないと古本も厳しく、古本屋も売り場面積を減らしたり、店舗が減っております。ブックオフの赤字というのは正直信じられないのですが現実として結構な赤字だったりします。
数値では表せませんが漫画(紙媒体のみ)に接する機会は20年前の半分以下どころか1/3ぐらいじゃないかと思います。
勿論地域差もありますし、違う業態の漫画喫茶は数に入れてません。また職場の休憩室に読み捨てられた漫画なんかも減っているだろうし、床屋や飲食店の漫画も減って気がします。
若い頃は漫画雑誌を買っても趣味ではない漫画や面白くない漫画の分のお金を払っている事にあまり抵抗がありませんでした。というよりもそれが当たり前だったし、そういう時代だったと思うだけなのですが、今の人にはこのあたりをどう感じるのだろうか?と思う時があります。
作品が面白い面白くないは別として常に新しい出会いが漫画雑誌内であった訳で、漫画雑誌を買い続ける事で漫画の世界が広がっていたんだなあと今にして思う時があります。
当時は漫画雑誌を2誌、3誌買っている人はザラで、これで1年間買うだけでもかなりの作品を読めたし、新しい出会いもありました。
その対価として1年当たりで週刊ならば50週×200何十円かなので1万何千円、隔週ならば25週×200何十円で1万円以下で楽しめその値段に関して文句を言う人は少なかったと思います。むしろ捨てるのがめんどくさいというのがありました。
今は雑誌の値段が高くなった事もありますが、その値段を払う価値はないと思う人が増えているから漫画雑誌が売れない訳なのですが、その理由は?と考えると漫画その物に価値がなくなったからなのかなあと思うのですが真実は判らず。
ただWebの公式サイトでタダで新作漫画がかなり読めたり、旧作も公式、違法ともにWebでかなり読むことができ、このあたりの影響は結構あるのではないかと思います。
よく電子出版に移行しているからというのが理由として挙げられてますが、紙で減った分を補完するほどには売れてないのが実情のようです。
電子出版に関しては双方のずれが大きくユーザー側からすると高すぎだし、著作者や出版社が側はそれぞれで別けると手元に残る額は厳しいようです。
なんでもスマホの影響にするのはどうかと思うのですが、ひとつだけ気になるのは画面を見る事に慣れ続けると紙媒体のほうがめんどくさくなるのかな?で、ある程度年齢の人には考えにくいのですが、紙である必要性というか必然性がないのかなと思うのですがどうなんだろう?
長くなったのでまた次へ続きます・・・