「咆哮! 島津十字/sanor」
・出版社 メディアファクトリー・全2巻
・出版年 2010年~2012年
・入手度 普通
・ジャンル 日本史
・おすすめ度 ★★★ 島津家がよく判る作品。
戦国時代の九州。薩摩の島津貴久は、鎌倉以来の領地(薩摩・大隅・日向)回復を目標に、周辺勢力と一進一退の攻防を繰り広げていた。
貴久の長男義久、次男忠平(後の義弘)、三男歳久、そして歳の離れた四男の家久、彼にもついに初陣の日が訪れる! 戦国きっての戦上手・島津家久と戦国最強の島津四兄弟が描かれる。
戦国漫画ではあまり触れられることのない島津を描いた作品で、有名な島津四兄弟の活躍を中心に旧領の回復~九州統一~秀吉による九州征伐までが描かれます。
島津四兄弟。物語は四男の家久を中心に描かれます。薩摩半島を領有しているだけの島津家が戦いに打ち勝ち、旧領の回復(大隅、日向)し、九州統一を目指す姿が描かれます。
三つ巴の争いとなる。
肥前に侵攻し龍造寺隆信を打ち取る。
天下統一を目指す秀吉の九州征伐が始まり島津は・・・
耳川の戦い、沖田畷の戦い、戸次川の戦い、も描かれており、合戦シーンの描写もですが、補足説明がきちんと行われており判りやすくなっております。
この作品情報量が非常に多いけれども非常に判りやすいのが特徴で、この頃の島津家を知りたい人にはおススメの作品です。残念な事に少し手に入りにくいようです。