「新谷かおる/ クレオパトラD.C.」
・出版社 スコラ・全8巻（B6版） 全6巻（ワイド版） 全6巻（文庫版）
メディアファクトリー・全6巻（文庫版） コンビニコミック有
・出版年 1986年～1991年
・入手度 普通
・ジャンル アクション ドラマ
・おすすめ度 ★★★☆ 新谷かおるの代表作。
全米最大の企業体であるコーンズ財閥。そのトップに立つのが弱冠16歳の女の子クレオパトラ、褐色の肌に、金髪・碧眼の美少女だ。その権力は絶大で、いざというときにはグループ各社だけでなく軍や政府をも指揮できるD.C.（ダイレクトコントロール）を発動する。
富と権力、持ち前の明るさと行動力を武器に、クレオは４人のブレーン達と謀略に立ち向かう！
新谷かおる作品には女性が主人公の作品が多いが、本作はその先駆け的な作品で、ひょんなきっかけで財閥のトップとなった少女・クレオパトラが、仲間と共に様々な陰謀に立ち向かう。
時事ネタの多い作品で、原子力事故、日米貿易摩擦、セラミックス開発競争、グラスノスチ、公害、湾岸戦争などが取り上げられております。
主人公・クレオパトラ・コーンズ D.C.（ダイレクトコントロール）を発動できる事からクレオパトラD.C.と呼ばれ、アメリカには二つのD.C.があると言われる。
先代の遺言によりコーンズ財閥を相続。
四人の強力なブレインと共に難題を解決していく。
敵となる組織（スレイダー・グループ）との対立を軸に、世界各地で暴れまわるクレオパトラ達が描かれます。
上記にも記載しましたが、時事ネタが多く、この頃を知っている人であればより楽しめるネタが結構多いのですが、知らなくても普通に楽しんで読めます。
新谷作品なので数多くのメカが登場します。
新谷作品を読んで面白いと思った人におススメなのが本作で、読み手を選ばない作品だと思います。OVA化もされております。