「万乗大智/戦国のヒロイン 江」
・出版社 小学館・全1巻(B6版)
・出版年 2011年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 人物
・おすすめ度 ★★ 監修・川口素生。
戦国大名の姫として生まれ、両親を幼少時に戦で失い、三度の政略結婚をしいられた江。それでも激動の時代を強く生きぬいて、最後には江戸幕府将軍の妻そして母、さらには天皇の祖母にまでなって当時の女性としては最高の地位を手に入れた彼女の53年間の生涯を描く。
父・浅井長政と母・市との間に生まれた江
本能寺の変で伯父・織田信長が自刃。市は柴田勝家と再婚し三姉妹と共に北ノ庄へ・・・
賤ヶ岳の戦いで柴田勝家は破れ勝家と市は北ノ庄で自決。三姉妹は秀吉の保護下に。
佐治一成と結婚(後に離別)
豊臣秀勝との二度目の結婚(後に死別)
徳川秀忠との三度目の結婚が描かれます。
将軍の生母となった江。二男五女と子宝に恵まれる。
作品内では姉である茶々、初との関係も描かれ終盤は豊臣と徳川の対立で姉妹も対立する姿も描かれます。
2011年の大河ドラマだったこともあり数多くの江に関する作品が出版されております。本作は初めて江を知る人にも判りやすく描かれております。
綺麗にまとめられておりストレスなく読むことが出来る作品。ただし江の波乱万丈の人生を描くにはちょっと足らずで様々な事柄が描かれておらず。