「さいとうたかを/サバイバル」
・出版社 小学館・全22巻(新書版) リイド社・全16巻(B6版) 全8巻(A5版) 全6巻(A5版)
リイド社 全10巻(文庫版) コンビニコミック
・出版年 1976年~1978年
・入手度 普通~難(版による)
・ジャンル 災害/パニック ドラマ
・おすすめ度 ★★★☆ パニック漫画の名作。
大地震で、文明がもろくも崩れ去った中で、サトル少年のサバイバルが始まった。 ただ一人、荒野をさすらうその行く手に待ち受けているのは生か死か・・・
過酷な少年の運命を通して、文明を失った現代人の理性と本能を描いていく。 大地震は現実に起こりうる。あなたは生き抜くことができるだろうか?
友達と洞窟を探検中に大地震がおこり、洞窟にとのこされるサトル。洞窟から脱出するが周りは海となっており孤島に一人取り残されてしまう。
生き残るために試行錯誤するサトル。
野生動物の脅威。ネズミに食料を食い漁られ窮地に陥るサトルはある方法でピンチを脱する。
島を脱出し東京を目指すが・・・東京は廃墟となっていた・・・
サトルは家族の田舎である富士山を目指して出発する。
富士山の噴火、竜巻など自然の驚異に翻弄される。谷を超える為に手製のハングライダーを作り進むサトル。
家族に再開するまではなんとしても生き延びる事を決意するサトル。
さいとうたかをの名作で、小学生の時に初めて読んだ時にホラーよりも怖い作品だと思い封印。高校生ぐらいの時に通読したのですが、その時でもちょっと怖かった記憶があります。
当時はまことしやかに世紀末に人類は滅びるなんてのがまかり通っていた時期で、それを体現するかのような本作は妙にリアリティのある作品でした。
ワイド版はかなり大きく重いのが難点。B6版は運が良ければ一番安くあがるのですが近年あまり見ず。文庫版が一番入手が容易でおススメです。