「柳沢きみお/夢の国」
・出版社 白泉社・全1巻(B6版)
・出版年 1993年
・入手度 普通
・ジャンル ミステリー ドラマ
・おすすめ度 ★☆ ファン向け。
文武両道に秀でた主人公・石橋今日。残酷な運命は彼の母を病に倒し、彼の進学を絶望させる。謎の財団・赤剛財団が援助を申し入れ東京で暮らすことに・・そこで待ち受けうけるのは、謎の館での想像を絶する奇怪な体験であった・・・
石橋今日は母一人、子一人の貧しき貧乏家庭。母が病で倒れ大学進学が絶望的となるが・・・
謎の男水沢の薦めにより、赤剛財団の奨学金を受ける事となる。
赤剛の自宅は家ではなく、夢の国だった・・・
赤剛会長と面会する奨学生。
娘と結婚することで財産を得る権利と、後継者としてすべてを得る可能性を説く赤剛会長。
夢の国のなかで次々と事件が起こる・・・その事件の真相を探る石橋は・・・
著者には珍しいミステリー物で、謎の館の謎を解くお話なので、壮大なスケールのお話なのですが・・・大風呂敷を広げ過ぎたかな?と思うばかり。
未完で終わらなかっただけでもよしとすべきかなと思うばかりで、ファン向けの作品。