「伊藤潤二/ギョ」
・出版社 小学館・全2巻(B6版)
・出版年 2002年
・入手度 普通~やや難
・ジャンル ホラー
・おすすめ度 ★★☆ まさにギョ(魚)。
別荘の中に進入し、悪臭を放ちながら逃げ回る“それ”を、忠は家具で挟み撃ちにして捕まえる。それは、魚の胴に鋭い四本の足が生えた奇妙な形をしていた・・・
忠と華織は沖縄であるものに遭遇する・・・
それは金属製の足を持つ魚だった・・・
死臭を放ちながら動くこの魚(歩行魚)が大発生し人間を襲う・・・
魚だけでなく人間が・・・
ホラーですがSFの要素もありで、滅んでいく人類が描かれます。正直ホラー漫画はほととんど読まないのでこの作品がホラー漫画として面白いのか面白くないのかは判らず。
2巻巻末に「大黒柱悲柱」、「阿彌殻断層の怪」の2編の短編を収録。個人的にはこちらの方が遥かに面白く特に「阿彌殻断層の怪」は発想が素晴らしいというか変人にしか思いつかないお話だと思います。