最近どこかの記事で読んで、んーそれはないんじゃないかなと思ったのが・・・
よくある若者の音楽離れという記事というか記事と呼びたくない内容のもので、若者の音楽離れにより音楽業界が崩壊するみたいな記事で、すべての物事から若者が背を向けているかのように書くのは流行っているのかな?というかそう書けば読み手が納得しやすいから?
自分が若者だったのはもう20年も前ですが、この頃も音楽環境について色々と書かれていたのを覚えております。
80年代は10代でした
その頃の記事で(時系列はバラバラ)覚えているのは・・・
①CDの登場でレコードは絶滅する。
②音楽はちゃんとしたステレオで聞くべき(ラジカセ、ウォークマンの普及)。
③ラジオは消えていくコンテンツ(MTVの台頭)。
④テープに代わる新しいメディアが主力となる(DAT、MDなど)
⑤おにゃん子は音楽ではない・・・
結果どうなったか?は書くまでもないのですが・・・
①CDの登場から30年経ってもレコードは生き残る。
②今でも数は少ないながらもステレオは残っておりますが、予想以上に携帯プレイヤーは普及
③むしろ(日本では)MTVのほうが消えてしまった・・・
④テープという規格がなくなってしまいMDとDATも消えました。
⑤いつの時代もアイドルとかには批判がつきまといます・・・
ということを踏まえて若者の音楽離れに関しての記事が正しいのかな?とは思えず。音楽離れは利き手の問題ではなく環境が変換する過度期だからだと思います。
未だとCDが売れない事からCDが絶滅して配信オンリーになりパッケージソフトがなくなるなんて記事も見ますが、その可能性は否定はしませんが、数年先とかではなくン十年という時間が必要なんじゃないかと思います。
CDが無くなるのは嫌だけど、考えてみれば10年ならまだしも、20年、30年後は音楽を聴いているとかそれ以前に自分自身がこの世に存在しているかのほうが怪しい。
生きている間の楽しみなわけで、存在している間に楽しめればそれでよし。死んだあとはその時代に生きる人たちが好きに聞けばいいんじゃないかと思う。
それゆえに若者がどういう風に音楽に接し聞こうとも大人にはあんまり関係ないと思うのですが、無駄に騒ぎ立てるマスコミって何なんだろうなあと思うばかりです。