「柏谷コッコ・信幸男/珍名さん」
・出版社 芳文社・全1巻（A5版）
・出版年 2013年
・入手度 普通
・ジャンル うんちく
・おすすめ度 ★★★ 読むと誰かに話したくなる！。
佐藤さん鈴木さんなど、おなじみ名字のルーツはもちろん栗花落さん四月一日さんなど難読名字や鼻毛さん浮気さん目さんなど思わず本当!?と言いたくなる名字を徹底分析！
書評を読み軽い気持ちで読んだのですが、読むと初めて知る苗字の秘密が面白く一気に読んでしまいました。
書籍でもこの手の本があり読んだ事があるのですが、この漫画版はとにかくスッと入り込んできてあっという間に引き込まれます。
漫画家の柏谷コッコの苗字からお話が始まります。過去に様々な読み間違えをされたとの事。
編集の佐藤さん、ありふれた苗字ですが○藤は藤原氏から来ているとの事。
苗字研究家の高信幸男が苗字の由来やうんちくを語ります。苗字に興味を持って40数年だそうで、珍しい苗字を電話帳で調べるどころか、アポなしでその家に訪れたりしたとの事。
作中ではまったく読み方の分からない苗字がわんさかでてきます。この永井豪の漫画のへんち○ポコイダーのお話が妙にツボでした。
当然ながら東風平をこちんだと読めませんでした・・・
もうこれはトンチの世界で一休さんの世界！
同級生にいたなあこの苗字。顔は思い出せないけど苗字は覚えているというまさに珍名ならではですね。苗字の由来は・・・気になる方は読んで見ましょう♪
これもトンチな珍名。この苗字の由来もなかなか興味深かったです。
ウンチク系の作品は読んで満足感があるかどうかもですが、知った事を誰かに教えたくなるのも評価のポイントじゃないかと思います。本作はまさに誰かに言いたくなる作品。