「塀内夏子/史上最低のレガッタ」
・出版社 講談社・全3巻
・出版年 2003年~2004年
・入手度 普通
・ジャンル スポーツ ドラマ
・おすすめ度 ★★ ファン向け。
「オールを漕げ」 この少年院ではレガッタで6分を切らなければ出所できない・・・6分を切るには9人の力を合わせる事が必要不可欠なのだが・・・
レガッタとは、原動機のない船を使った、複数の人数によるボート競技だそうです。特にこのっ競技を知らなくても読んでいればある程度の事が判ります。
本作では寄せ集められた9人が目標(出所)に向かって頑張る姿が描かれているのですが、6分を切れば罪に問われないというのがいかにも漫画で、他の塀内作品と比べるとちょっとお話がイマイチかな?と思う。
施設に集められた9人
こんな特例が・・・
くる日もくる日も漕ぎ続け、6分切りを目指し、最後は・・・
緊張すると(大きい方)漏らす主人公が、前半景気よくはなつのもなあ・・・後半成長して漏らさなくなるといっても読んでいて気持ちの良い物ではないけど・・・
目標に向けてひたむきに頑張る姿は良いのですが、それに水を差すようなお話がイマイチだと思うばかり。ファン向けの作品だと思います。
3巻巻末にスノーボード漫画「ラッセル」が収録されており、こちらは兄弟愛が描かれた好作品に仕上がっております。