「アンソロジー/関ヶ原戦国戯画短編集」
・出版社 エンターブレイン・全2巻(A5版)
・出版年 2009年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 日本史
・おすすめ度 ★ 東軍 西軍 。
天下分け目の大戦。関ヶ原の戦いを舞台に、武断派揃いの東軍編は、井伊直政、黒田長政、そして武神・可児才蔵らが、戦場を駆ける。豊臣家存続を目指す西軍編は、石田三成、大谷吉継、宇喜多秀家らが、自らの信念を貫き通す。
東軍編
徳川家康、井伊直助、黒田長政、伊達政宗、可児才蔵、小早川秀明、田中吉政、細川ガラシャが描かれるのですが・・・
アンソロジー本なので作品の傾向や漫画家の技量はバラバラ・・・正直どの層を購買層として設定したのか問いただしたくなるくらいに適当に作られております。
ただそんな中にもキラリと光る作品があったりするのがこの手のアンソロジー本の怖さで小早川秀明、田中吉政を描いたお話は良い出来。
西軍編
石田三成、直江兼続、大谷吉継、吉川広家、真田昌幸、真田幸村、島津義弘、宇喜多秀家が登場。こちらも東軍編に負けず劣らずにバラバラな構成・・・
内容的にはまったく×ですが、石川まこちんの直江状とかはシュールで面白い出来だったりします。敗軍という事も有り東軍編に比べると悲壮感が漂う作品が多いです。
戦国漫画を全て制覇したいという人や好きな漫画家がいる人向けの作品。