「アンソロジー/戦国武将タブー伝説」
・出版社 コアマガジン・全1巻(コンビニコミック)
・出版年 2008年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代/歴史 日本史
・おすすめ度 ★~★★ その時歴史が蠢いた!① 。
織田信長包囲網 魔王討伐とホロコースト、反説・豊臣秀吉・秀長列伝、今川義元を殺したのは武田信玄、戦国最豪・本田忠勝伝、謀将・真田昌幸など16編を収録。
登場するのは織田信長、徳川家康、本田忠勝、豊臣秀吉、秀長、武田信玄、上杉謙信、山本勘助、真田昌幸、茶々など。
なぜか江戸~幕末のお話が数編収録されていたり、くだらないガクトが上杉謙信生まれ変わり説なんてお話も収録されております。
織田信長包囲網・魔王討伐とホロコースト
本作の中では出来のいい作品でベテラン漫画家・伊賀和洋が描いております。全部で7作品収録されており、どの作品も絵は抜群に良く他の漫画家との力量の差がはっきりと出ております。
徳川家康 小牧・長久手の戦い~関ヶ原の戦いをメインに描かれます。
豊臣秀吉・秀永 ゲスな秀吉像で描かれる作品でこういう一面も持ち合わせているのは判るのですがそこばかりにスポットを当て続けるのはいかにもコンビニ本の手法だなあと思うばかり。
この作品中盤ぐらいまではなかなか良い出来なのですが、中盤を超えると一気に質が低下し戦国時代ではないお話が紛れ込んだりします。更にどうでもいいようなガクトは上杉謙信の生まれ変わりとかのお話には呆れるばかり・・・
戦国時代をコンビニコミックが描くとこういうゲスな作品が出来るのかと呆れてしまう出来・・・ただ中には良い出来の物があり評価が異なります。
一番ダメなのは表記ミスが多い事で、かなり間違えが多く監修者がいればこんなイージーミスはないのだろうけど・・・コンビニコミックらしいお手軽な作りでミス多しの作品。