「泉昌之/新さん」
・出版社 マガジンハウス・全1巻 (A5版) 新潮社・全1巻(文庫版)
・出版年 1997年
・入手度 普通
・ジャンル ギャグ グルメ
・おすすめ度 ★★☆ ハマる人はハマる作品。
新さんは、居酒屋での馬鹿話を愛する、いなせな独身貴族。曲がったことが大っ嫌いな男だ。泥酔した女、慇懃無礼な市会議員、場をわきまえずに喋りまくるカップル。
新さんはそんな奴らに怒りを隠さない。ある日、マキちゃんとのデートに遅刻しそうになった新さん。その行く手には、大きな罠が待ち構えていたのだった・・・
泉昌之作品は好き嫌いがはっきりと別れそうで、押しが強い濃いギャグが受け入れられる人におススメな作品。
角刈りと革ジャンが似合う男・新さん
ラーメン五郎・・・これって二郎が三郎とイタズラされた事のオマージュ?
注文時の謎の暗号に戸惑う新さんはしったかぶりをして・・・
いちげんさんには判らない事であるよなあと思うばかり。店主にシステムを教えてもらうが恥ずかしくてこのお店にいけなくなる新さん・・・
トイレにて・・・こんな下ネタも登場します。
こんなアクの強いギャグが満載の作品です。
泉昌之の作品は好きでちょっとずつ集めており読んだ中では本作が一番好きな作品。ただアクが強すぎて読んでピンとくる人とそうでない人がはっきりと別れるのでおススメは出来ず。
文庫版には1話追加収録されているそうです(今知った・・・)。入手のしやすさを考えると文庫版ですが、A5の大判もおススメです。