「水木しげる/縄文少年ヨギ」
・出版社 小学館・全2巻(カラー版) 筑摩書房・全1巻(文庫版) 双葉社・全1巻(新書版)
講談社・全1巻(A5版) マガジン・ファイブ・全1巻(A5版) コンビニコミック有
・出版年 連載は1976年
・入手度 普通~難
・ジャンル 縄文時代/日本史
・おすすめ度 ★★☆ 縄文時代。
ドングリ村に住む少年ヨギは「おばば」のお告げに従い旅立つ事になるが、他所の村で捕虜にされてしまう。ヨギは死地に陥るが、機転を利かせ黒曜石を手土産になんとか村に戻る。
イネ探したり、大鼠や怪物と戦ったり、花嫁や大長老を賭けて村の行事に参加したり、ヨギは村の為に数々の冒険を体験する。
今回初めて読んだ作品でタイトル通りの作品で縄文時代を舞台に少年ヨギが様々な体験をする物語が描かれます。
他の部族に捕まってしまったヨギはナマコが食べさせられる。
初めて食べた人がいる訳で、食べるには勇気がいるだろうにと思ってはいたのですが、このお話のように捕虜とか生贄で食べれるか実験したというのはありそうですね。
石器や稲などを手に入れていきます。
縄文時代の資料はほととんどなかったと思うのですが、水木しげるの想像力で描かれる世界感がとてもよく読んでいて違和感を感じない作品。
空中大レースはいかにも水木しげるなお話。
食べる物を探して彷徨う姿が描かれ、常に餓死や死の危険が伴う時代が描かれます。
生き生きとしたタッチで描かれ、遥か昔の縄文時代が思い浮かぶ作品。
出版社によって収録されている話数が違い、全話収録されているのは、ちくま文庫版、マガジンファイブ版、水木しげる漫画全集。