「あだち充/タッチ」
・出版社 小学館・全26巻(新書版) 全11巻(B6版) 全14巻(文庫版) 全26巻(復刻版・新書版)
完全版・全12巻 コンビニコミック有
・出版年 1981年~1987年
・入手度 普通
・ジャンル 野球/スポーツ ラブコメ ドラマ
・おすすめ度 ★★★★ 青春野球漫画。
努力という言葉に縁のない兄・上杉達也と、何事にも一生懸命努力する弟・上杉和也。二人は、双子の兄弟。隣の喫茶店「南風」の一人娘・浅倉南とは幼なじみ。三人の青春の物語。
説明不要の名作でコミック版は読んだ事はないけどアニメで見たという人も多い作品じゃないかと思います。夏休みになると再放送でタッチを見るというのが習慣化してました。
双子の兄弟・達也と和也、お隣さんで幼馴染の南。勉強部屋があったりと設定が素晴らしいと思うばかりです。
甲子園は南の夢。その夢をかなえるべく努力する和也・・・
達也は野球は好きだが弟・和也と比べられる事をよしとせずボクシング部に入部。
成長するにしたがって達也、和也、南の3人は危ういバランスになるが・・・
和也の突然の死が全てを変えてしまう・・・
当時衝撃的なこシーンでした。何かで読んだのですが、あだち充と担当者は和也の死を決めていたが、当時の編集長はそれを許さずだったそうですが担当者が原稿提出後に行方不明になるという荒業でこのシーンが掲載されたそうです。
和也が果たせなかった甲子園、南の夢甲子園の為に野球を始める達也。
達也のライバルとなる勢南の西村と須見工の新田。
余談ですが西村は現在連載中のMIXで40代になり監督となった姿が描かれております。
達也は南を甲子園へ連れて行くことができるのか?
達也と南の恋の行方は・・・
爽やかすぎて、大人になった今読むとなんともむずがゆくもあり、甘酸っぱい青春時代を思い出す作品でした。今回読み始めたら一気に最後まで読んでしまいました。
朝倉南といえば南ちゃんを探せみたいな番組もあり国民的美少女の代名詞的存在でした。あだち充歴代作品の中で本作が一番好きという人は多いのではないかと思います。
野球漫画でありながらもラブコメ要素を上手くミックスした名作。