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和久井健/新宿スワン

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「和久井健/新宿スワン」

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・出版社 講談社・全38巻(B6版) コンビニコミック有
・出版年 2005年~2013年
・入手度 容易
・ジャンル ドラマ 任侠
・おすすめ度 ★★★★☆ 読み応えのある作品。

スカウト会社バーストの見習い社員となった白鳥龍彦(タツヒコ)、19歳。街角でギャルに声かけて、お水のシゴトを斡旋し、紹介料でメシを食う。そんな歌舞伎町ディープビジネスの世界に飛び込んだ彼を待っていたのは、何よりもカネがモノをいう弱肉強食の掟だった・・・

2000年代初頭の歌舞伎町を主な舞台とし、スカウトマン・白鳥龍彦を主人公に、その成長と歌舞伎町裏社会を描いた作品。実在したスカウト会社を舞台とした作者本人が体験した出来事にフィクションを交えて描かれている。

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主人公・白鳥龍彦。真虎との出会いが人生を大きく変えていく・・・

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序盤はスカウトのお話がメイン。 水商売循環の法則だそうです(どうみても悪循環・・・)

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谷AV編 犬飼と共に渋谷でスカウトをするが、スカウト会社・パラサイツと揉める。

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美竹組・灰沢 この後も登場するヤクザ。

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浜王国編 タキ、関の関係を軸に白鳥とヒデヨシ、ヨウスケの関係が描かれる。

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ホストバブル編 ホストクラブの裏側が描かれつつ、真虎の陰謀が描かれ始める・・・

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ネルバ潜入編 このあたりから一気に物語が進んでいきます。


物語は大きく分ける序盤の「売人編」。「渋谷AV編」(バーストの渋谷進出)。「闇金編」(牛嶋との争いと闇金との戦い)。「横浜王国編」(横浜進出とタキとの争い)。「ホストバブル編」(タツヒコがホストとなる)。「ミネルバ潜入編」(スパイとして潜入するが・・・)。「すすきの監獄編」(北海道でバーストネオを立ち上げ)。「歌舞伎町レクイエム編」(バースト設立の過去編)。「バースト奪還編」、「歌舞伎町レクイエム編パート2」、「歌舞伎町ピカレスク編」で終了。

連載当初はなんとなく気になる程度の作品でしたが、中盤以降は文字通り目が離せない作品となり、数か月に一回コミックを買うのが楽しみな作品でした。

この作品非常に長く、人間関係、組織関係の複雑が入り組みつつ、時折過去の出来事が絡み、それによってさまざまな謎解きが行われます。
また様々な伏線をちゃんと回収しており、お話の上手さが秀逸。

時折ギャグを織り交ぜながらも、シリアスで重厚なストーリーを一気に読ますお話がよく、特に後半は様々な事柄が明かされスリルとサスペンスが味わえる作品。


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