「横山まさみち・津本陽/拳豪伝」
・出版社 講談社・全1巻(B6版)
・出版年 1992年
・入手度 普通
・ジャンル 幕末/日本史
・おすすめ度 ★★ 武田 物外。
幕末の動乱の世に実在した広島・尾道の「げんこつ和尚」武田物外の愛と武勇の遍歴。幼少期の喧嘩で、突き飛ばした相手が死んでしまったために剃髪した巨漢の物外は、仏教経典の教えを受ける傍ら、儒学と武道を極めた。持ち前の正義感で、弱気を助け地上の悪を懲らしめていく。
実在の人物・武田 物外を描いた作品。原作は津本陽。
武田 物外
幼少期の喧嘩により剃髪し僧籍に入る。
怪力和尚として有名だったそうで、各種エピソードが収録されており、固い碁盤を殴りゲンコツの後を残したり、浜辺で1対100人の綱引きをして勝ったなどが描かれます。
終盤には新撰組局長・近藤勇と戦ったエピソードも描かれます。このエピソード逸話かな?と思っていたのですが、真相は判らず。
怪力和尚の痛快諸国漫遊記的な作品で楽しく読むことができる作品です。横山まさみちの絵が合うなあと思うばかりで横山まさみちファンにもおススメです。