「夏元雅人/機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles」
・出版社 角川書店・全2巻（コンビニ版、完全版、新装版）
・出版年 2002年～2003年
・入手度 容易～普通（版による）
・ジャンル ガンダム
・おすすめ度 ★★ ゲームのコミカライズ。
宇宙世紀００７９。連邦軍マット中尉率いる特殊第三小隊と、公国軍ケン少尉率いるジオン外人部隊がオデッサ、ジャブローなどの各戦場を転戦し激突。過酷な戦場での激闘の日々を描く。
久々に読んだ本作ですが、1年戦争外伝作品で著者のこの後の作品ともリンクしていく作品。元々はTVゲームで、コミック、小説でマルチメディア展開されていたようです。
マット（連邦）、ケン（ジオン）の両者の立場から描かれた作品で、どちらが善、どちらかが悪ではなく、戦争の中で生きる前線の兵士が描かれております。
連邦側主人公・マット中尉
搭乗機体は陸戦型ガンダム
ジオン側主人公・ケン少尉
搭乗機体はゲルググ
舞台は地上のみで、終戦までが描かれます。特に珍しいMSは登場しませんが人間ドラマな物語がなかなかよいです。ただ後半の展開が早くちょっと消化不良気味かも。またこの作品の登場人物はのちの作品に登場しております。
この作品いずれの全2巻なのですが、3回発売されております。
・2002年に出たのがいきなりコンビニ版で、表紙の無いいかのもな表紙で出ておりました。こちらには最終話が収録されておらず・・・
・2005年に完全版として再販。こちらは最終話も収録され、カラーページや設定なども記載されておりおススメです。ちょっと気になる人にはこの版がおすすめです。
2014年に新装版が発売、1巻に短編が追加されているのですが、カラーページが減っていたり、設定などがなくなっており、一体なんだかなあと思う仕様でした。新刊が欲しい人におススメ。
結局全部買ってしまっているのですが、こうやってガンダムファンは搾取されるのだなあと思うばかりで、中途半端な再販するよりは他にやることがあるだろうに・・・