「村上たかし/続・星守る犬」
・出版社 双葉社・全1巻(A5版)
・出版年 2011年
・入手度 普通
・ジャンル 犬/動物 ドラマ
・おすすめ度 ★★☆ 続編。
「星守る犬」続編。続編2本と、新たな描き下ろし続編一本を収録。第1作と対を成す生そして救いをテーマにしたもうひとつの「星守る犬」。
前作は感動のお話ではあったけど、お話そのものは救いようのない悲しみが描かれておりました。本作は同じ時間軸の中でのもうひとつの星守る犬が描かれます。
「双子星」 捨てられていた犬は双子で、元気な兄犬は拾われてハッピー(前作の犬)に、弱っていたもう弟犬は・・・捨てられていたあの日が描かれます。
前作のコマをよーく見てみると確かに箱にはもう一匹いるように描かれておりました。
訳ありのお婆さんに拾われる・・・
お婆さんとの暮らしが描かれます。
病弱な弟犬は・・・
「一等星」 前作に登場した家出した少年が主人公。育児放棄の母親の元から北海道のおじいさんの家に向かう旅が描かれます。前作のおとうさんとハッピーの姿も描かれます。
ペットショップで万引きしたパグと共に北海道に向かう少年。
最後は二つの物語のお話が交わる短編が描かれます。救いようのない境遇や悲しみを持つ人間が犬と共に歩む姿が描かれるのですが、悲しみしかない前作に比べると本作は救いや希望のあるお話となっております。