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立木美和・竹山洋/利家とまつ

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「立木美和・竹山洋/利家とまつ」

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・出版社 講談社・全2巻(文庫版)
・出版年 2002年
・入手度 普通
・ジャンル 戦国時代 ラブロマンス
・おすすめ度 ★★☆ NHK大河ドラマ。

激動の戦国時代を生き抜いた愛と感動の夫婦一代記。前田家の養女となったまつは、ずっと孤独だった。そのまつに生きる勇気を与えたのは、前田家四男の利家である。利家は合戦の手柄で赤母衣衆の筆頭となり、帰郷する。屋敷には美しく成長したまつがいた・・・

大河ドラマのコミカライズですが、なかなか良くできた作品で、利家とまつだけでなくこの時代の流れも良く描かれた作品。

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幼少期の利家とまつの出会いから描かれます。

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お互い成長し、まつが12歳の時、結婚。そして2男9女の母となる。

今とは全く時代が違うと言えばそれまでなのかもしれませんが、12歳での婚姻もですが、11人の子供は当時でも異例だったようです。

まつ視点でお話が進んでいくため、合戦等は数コマで描かれますが、利家が関わる事の流れは判るようになっております。

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北陸方面を転戦し越前、能登を支配し加賀百万石の基礎を作る。

賤ヶ岳の戦い、その後の無血開城が描かれ、秀吉の傘下となり五大老となる。利家の死、まつの死までが描かれます。

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本作ではねね(秀吉正室)が数多く登場します。はる(佐々成政正室)、大政所(秀吉母)など女性の登場人物が多く、他の戦国漫画とはかなり趣の違う作品となっております。

タイトルは利家とまつですが、作品内容的にはまつと利家です。また利家の幼少期が描かれる作品は少ないく、本作の前田家の家督相続問題や、甥の前田慶次郎(前田慶次)も登場する本作は前田利家についてもっと知りたいと思う人におススメの作品です。


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