「長田悠幸/天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝」
・出版社 新潮社・全5巻(単行本)
・出版年 2006年~2007年
・入手度 普通
・ジャンル アクション
・おすすめ度 ★★ 原案は武論尊・原哲夫。
修羅の国の幼馴染であるレイナ、ソウガの兄妹と共に、鬼となり覇権を目指すラオウ。黒王号との出会い、サウザーとの闘い、トキをカサンドラに幽閉、ユダ、ジャギ、ウイグル、リュウガ、ジュウザ、マミヤ、が登場。
オリジナルストーリーを挟みながら各場面がラオウ視点で描かれており、本編を読んだ人ならばあの物語の裏側はこうだったのか!という場面があり、北斗ファンにはたまらない作品。
拳王軍立ち上げからケンシロウとの再会までの期間が描かれております。ちなみにケンシロウは登場せず(チラッとシルエットで回想される程度)で、あくまでもラオウの物語となっており、ラオウそのものと拳王軍の成り立ちも描かれております。
レイナ、ラオウ、ソウガ 修羅の国での幼馴染。
黒王との出会いのエピソードはいかにも外伝向けのエピソードで良かった。
ラオウVSサウザー 本編では描かれなかったこのエピソードも良い。
トキとの再会 そしてカサンドラへ連行し拘禁する・・・
カサンドラの所長になるウイグルの話などはファン以外には面白くないだろうと思うようなネタがあったり、ジュウザ、リュウガの異母兄弟の邂逅があったり(リュウガが兄、ジュウザが弟なのは初めて知った・・・)、ユダとアミバとジャギは相変わらず・・・に描かれております。
ラオウの子リュウの物語が5巻巻末に収録されております。
ただ、この作品が最初の外伝で、バンチで連載されいて読んでいたのですが、ラオウ視点で描かれるこのシーリズがイマイチしっくりとこずでした。
ラオウの外伝は北斗の拳の外伝としてはちょっと不向きだったのかも?
北斗ファン以外は読まないと思いますが、本編を読んでいる人であれば楽しめると思います。